ドラッグストアやバラエティショップの棚を見ていると、韓国コスメのリップの種類の多さに驚いた経験はないでしょうか。ティント、ベルベット、グロス、バーム……名前も質感もバラバラで、どれを選べばいいのか分からなくなるという声はよく聞きます。
しかも韓国コスメのリップは多くが1,000円台で手に取りやすい価格帯なので、つい何本も買ってしまい、気づけば使わない色が引き出しに溜まっているという方も少なくありません。この記事では、質感ごとの特徴と選び方を整理したうえで、定番として名前が挙がることの多いアイテムを紹介します。自分に合う一本を見つける手がかりにしてください。

まず知っておきたい、韓国リップの質感4タイプ
韓国コスメのリップは、質感で大きく4つに分けられます。ここを理解しておくと、店頭で迷う時間が短くなります。
| 質感タイプ | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ティント | 唇に色が残りやすい | マスク・食事の多い日 |
| ベルベット/マット | ふんわりした質感で色がはっきり出る | きちんと感を出したい日 |
| グロス | つやが出て立体的に見える | 写真を撮る日・華やかにしたい日 |
| バーム | うるおい感があり色は控えめ | ナチュラルに仕上げたい日 |
「今日は何を優先したいか」で質感を決めるのが基本の考え方です。色持ちを優先するならティント、雰囲気を作りたいならベルベット、みずみずしさを出したいならグロスやバーム。この順番で考えると、自分に必要な一本が絞れます。
色選びはパーソナルカラーだけで決めない
イエベ・ブルベという分類は参考になりますが、それだけで決めると失敗することもあります。唇はもともとの色が人それぞれ違うため、同じ色を塗っても仕上がりは変わります。テスターがある店舗では、手の甲ではなく唇に近い場所で試すのがおすすめです。指の腹や、可能であれば唇そのもので確認すると差が分かります。
ティントタイプで定番のアイテム
rom&nd(ロムアンド)ジューシーラスティングティント
韓国リップの話題で外せないブランドがロムアンドです。ジューシーラスティングティントは、みずみずしい発色とほどよいつやが特徴で、果物の名前がついたカラー展開でも知られています。ティントなので色が残りやすく、飲み物を飲む機会が多い日にも向いています。
rom&nd ゼロベルベットティント
同じロムアンドでも、ゼロベルベットティントはふんわりとしたマット寄りの質感です。しっかり色を出したい日や、目元を強めにしたときのバランス取りに使いやすいタイプ。マットな質感は乾燥を感じやすいので、下地にリップバームを仕込んでおくと快適です。
peripera(ペリペラ)インク ムード グロイ ティント
ペリペラも価格の手に取りやすさで人気のブランドです。インク ムード グロイ ティントは、つや感と色づきのバランスが取れたタイプで、日常使いしやすい色が揃っています。1,000円台前半で買えるものが多く、色違いで揃えたくなる価格帯です。

つや感を出したいときのアイテム
rom&nd グラスティングメルティングバーム
バームタイプの中でも話題になることが多いのがグラスティングメルティングバームです。とろけるような塗り心地で、うるおい感のあるつやが出ます。色はほどよく入るので、「今日はナチュラルにしたい」という日の一本として便利です。
Laka(ラカ)ボンディンググロウリップスティック
ジェンダーレスなブランドとして知られるLakaのリップスティックです。ボンディンググロウリップスティックは、落ち着いた色みとほどよいつやが特徴で、オフィスでも使いやすい色が揃っています。派手すぎない発色を求めている方に向いています。
fwee(フィー)のグロス類
ぷっくりとした仕上がりが好きな方には、fweeのグロスも選択肢に入ります。単体で使ってもいいですし、手持ちのリップの上に重ねて質感を変える使い方もできます。
グロスは「単体で使う用」と「重ねる用」で選び方が変わります。1本目はクリアに近い色を選んでおくと、手持ちのリップすべてに使い回せて無駄になりません。
色持ち重視ならこのあたり
BBIA(ピア)ラストベルベットティント
色持ちの良さで名前が挙がることが多いのが、BBIAのラストベルベットティントです。マットな質感でしっかり色が残るタイプなので、長時間の外出や、塗り直しの機会が取りにくい日に向いています。
MERZY(マージー)のリップ
MERZYもプチプラ帯で展開しているブランドです。スティックタイプ、ティントタイプの両方があり、価格を抑えつつ色数を増やしたい方に向いています。
シーン別に考える、リップの使い分け
質感の違いが分かってきたら、次は「どの場面でどれを使うか」です。リップは1本ですべてをまかなおうとすると、どこかで無理が出ます。用途を分けて2〜3本持っておくと、朝の準備がぐっとラクになります。
仕事・学校で使う一本
日中に長く過ごす場面では、塗り直しの手間が少ないものが向いています。ティントタイプで、肌なじみのよいベージュ系やコーラル系を選んでおくと、どんな服装にも合わせやすくなります。派手すぎない色は、写真に写ったときにも浮きません。
食事や飲み会で使う一本
グラスに色が付くのが気になる場面では、色残りのよいティントが便利です。ただし、食後に落ちた部分だけ色が薄くなると輪郭がぼやけて見えることがありますので、ポーチに1本入れておいて、化粧室で軽く重ねられるようにしておくと安心です。
写真を撮る日に使う一本
カメラを向けられる予定がある日は、つやのあるグロスやバームが映えます。光を受けて立体感が出るため、顔の印象が明るく見えます。逆に、蛍光灯の下ではつやが強すぎて見えることもありますので、場面に合わせて調整してみてください。
「毎日使う定番」「気合いを入れる日用」「重ねる用のクリアグロス」。この3本があれば、たいていの場面はカバーできます。色を増やす前に、この3つの枠が埋まっているかを確認してみてください。
買う前に押さえておきたい3つの注意点
1. 乾燥が気になる方はマット系に注意
マットやベルベットの質感は、色がはっきり出る反面、唇の乾燥を感じやすいことがあります。下地としてリップバームを仕込むひと手間で、使い心地はかなり変わります。ヴァセリンのような定番の保湿バームを1つ持っておくと、どのリップにも使えて便利です。
2. 色は照明で見え方が変わる
店頭の照明は明るく、実際に外で見たときと印象が違うことがあります。可能であれば自然光に近い場所で確認するか、購入前にスウォッチ画像を複数の環境で見比べてみてください。
3. 「限定色」に飛びつく前に手持ちを確認
韓国コスメは限定色の展開が多く、SNSで話題になると欲しくなります。ただ、買ってみたら手持ちの色とほとんど同じだった、というのはよくある話です。買う前に、似た色をすでに持っていないか確認する習慣をつけると出費が抑えられます。

リップと一緒に用意しておくと便利なもの
リップバーム
マット系のリップを使うなら、下地になるバームは持っておきたいところです。ヴァセリンのリップのようなシンプルなものでも十分機能します。夜のケア用としても使えるので、1つあると出番が多くなります。
ポイントメイクリムーバー
ティントは色が残るのが利点ですが、その分オフに手間がかかります。こすって落とそうとすると唇に負担がかかりますので、ポイントメイク用のリムーバーがあると安心です。コットンに含ませて数秒置いてから拭き取ると、力を入れずに落とせます。
リップブラシ
マットやベルベット系は輪郭がはっきり出るぶん、直塗りだとムラが目立つことがあります。細めのリップブラシがあると、輪郭を整えながら塗れて仕上がりが安定します。
よくある質問(Q&A)
Q. 韓国コスメのリップはどこで買えますか?
A. バラエティショップ、ドラッグストアの一部、公式オンラインストア、大手通販サイトなどで購入できます。実物の色を確かめたい場合は、テスターのある店舗に行くとよいでしょう。
Q. ティントとリップスティックの違いは?
A. ティントは唇に色が残りやすいように作られたタイプで、リップスティックは表面に色をのせるタイプです。色持ちを重視するならティント、塗り直しの手軽さやつやを重視するならスティックという選び方になります。
Q. マスクをする日はどれがいいですか?
A. 色移りを抑えたいならティントタイプが向いています。ただし完全に移らないわけではありませんので、濃い色を使うときは意識しておきましょう。
Q. 使用期限はありますか?
A. 開封後は品質が変わっていきますので、色や香りに違和感を覚えたら使用を控えてください。何本も持っていると使い切れないことがありますので、本数を絞るのも一つの考え方です。
Q. 唇が荒れやすいのですが
A. 荒れが気になるときは、無理にメイクを続けず肌の状態を優先してください。症状が続く場合は皮膚科など医療機関に相談しましょう。厚生労働省のサイトでは化粧品の安全性に関する情報も公開されています。
Q. プチプラとデパコスの違いは?
A. 価格帯以外では、色の展開数や容器の質感、香りの作り込みなどに違いが出ます。発色や使い心地は好みによるところが大きいので、価格だけで優劣は決められません。まずはプチプラで質感の好みを掴んでから、気に入ったタイプをデパコスで探すという進め方もあります。
まとめ:質感から決めると失敗が減る
韓国コスメのリップは種類が多く、色から選ぼうとすると迷子になります。まず質感を決めて、その中から色を選ぶという順番にすると、驚くほど選びやすくなります。
ティントで色持ちを取るのか、バームでうるおい感を取るのか。今日の予定と気分に合わせて考えてみてください。価格が手に取りやすいぶん試しやすいのが韓国コスメの良さですが、似た色を買い足しすぎないよう、手持ちを把握しておくのもコツです。
各ブランドの最新ラインナップは、@cosmeなどのコスメ情報サイトでも確認できます。

この記事の内容は記事執筆時点で確認できた情報にもとづいています。商品のラインナップや価格は変更される場合がありますので、購入前に各ブランドの公式情報をご確認ください。

