ドラッグストアのシャンプーコーナーって、種類が多すぎて毎回迷いませんか。CMで見たもの、SNSで話題のもの、パッケージが可愛いもの…。選ぶ基準がわからないまま「なんとなく」で選んでしまっている方も多いのではないでしょうか。
シャンプーは毎日使うものだからこそ、自分の髪質や悩みに合ったものを選ぶだけで髪のコンディションがガラッと変わります。
この記事では、市販で買えるシャンプーの選び方を成分や使用感をもとに徹底比較していきます。自分にぴったりのシャンプーを見つけるための参考にしてみてください。
シャンプー選びの基本!洗浄成分で選ぼう
シャンプーの良し悪しを決めるのは、実は「洗浄成分」です。ボトルの裏に書いてある成分表示の最初の方に記載されているものが洗浄成分にあたります。
高級アルコール系(硫酸系)
成分名に「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」と書いてあるもの。洗浄力が強くて泡立ちもいいですが、肌や髪への刺激が強めです。皮脂が多い方には合いますが、乾燥肌や敏感肌の方には向かない場合があります。
アミノ酸系
成分名に「ココイルグルタミン酸」「ラウロイルメチルアラニンNa」などと書いてあるもの。洗浄力はマイルドですが、肌や髪に優しいのが特徴です。市販シャンプーの主流はこのタイプになっています。
ベタイン系
成分名に「コカミドプロピルベタイン」「ラウラミドプロピルベタイン」などと書いてあるもの。低刺激で保湿力が高く、赤ちゃん用シャンプーにもよく使われる安全性の高い成分です。
石鹸系
成分名に「カリ石ケン素地」「石けん素地」と書いてあるもの。環境に優しいですが、髪がきしみやすい傾向があります。使いこなすにはちょっとコツが必要です。
結論:迷ったらアミノ酸系を選んでおけば間違いありません。

髪質・悩み別おすすめシャンプーの選び方
パサつき・乾燥が気になる人
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分で、保湿成分(ヒアルロン酸、セラミド、ホホバオイルなど)が配合されたシャンプーを選びましょう。洗いすぎに注意して、シャンプーは1日1回までがおすすめです。
べたつき・ボリュームが出ない人
皮脂をしっかり落とせる洗浄力のあるシャンプーが適しています。ノンシリコンタイプの方がふんわり仕上がるため、ボリュームが欲しい方にはおすすめです。頭皮のスカルプケア成分が入ったものも効果的です。
くせ毛・うねりが気になる人
保湿力が高く、キューティクルを整える成分(ケラチン、加水分解シルクなど)が入ったシャンプーを選びましょう。水分バランスを整えることで、くせが落ち着きやすくなります。
カラーやパーマで傷んでいる人
洗浄力がマイルドなアミノ酸系で、ダメージ補修成分(ケラチン、CMC、ヘマチンなど)が入ったシャンプーがベストです。カラーの色持ちを良くする効果も期待できます。
頭皮のかゆみ・フケが気になる人
薬用(医薬部外品)のシャンプーがおすすめです。ピロクトンオラミンやグリチルリチン酸ジカリウムなどの有効成分が入ったものを選びましょう。改善しない場合は皮膚科の受診も検討してください。
注目の市販シャンプーカテゴリ
アミノ酸系ダメージケアシャンプー
市販シャンプーで最も注目度が高いのが、アミノ酸系洗浄成分をベースにダメージ補修成分を贅沢に配合したタイプです。サロン品質に迫る仕上がりながら、ドラッグストアで手軽に買えるコスパの良さが魅力になっています。
ケラチン、加水分解コラーゲン、CMCなどの補修成分が配合されたモデルが人気で、洗い上がりはしっとりなめらか。ドライヤー後の手触りが全然違うと評判です。
スカルプケアシャンプー
頭皮の健康に着目したスカルプケアシャンプーは、男女問わず人気があります。「健康な髪は健康な頭皮から生まれる」とよく言われるように、頭皮ケアは実はヘアケアの基本です。
グリチルリチン酸ジカリウムやティーツリーオイルなど、頭皮環境を整える成分が配合されたものがおすすめです。

ボタニカルシャンプー
植物由来の成分をメインに使ったボタニカルシャンプーは、肌に優しくて環境にも優しいのが特徴です。サステナブルな視点からボタニカルシャンプーを選ぶ方も増えています。
ラベンダー、カモミール、ティーツリーなどのエッセンシャルオイルが配合されたものは、香りでリラックス効果も期待できます。
くせ毛・うねりケアシャンプー
日本人の約7割がくせ毛と言われており、需要が高いカテゴリーです。水分と油分のバランスを整えることで、うねりやくせを抑えるアプローチが主流になっています。
カラーケアシャンプー
ヘアカラーをしている方は、カラー専用シャンプーを使うだけで色持ちが全然変わります。洗浄力がマイルドで、カラー色素の流出を防ぐ成分が配合されているのが特徴です。
ヘマチンやメドウフォーム油が入ったシャンプーは、カラーの退色を抑えながらダメージ補修もしてくれます。
シャンプーの正しい使い方
意外と正しいシャンプーの仕方を知らない方が多いです。正しく洗うだけでも髪のコンディションは変わるため、ぜひ実践してみてください。
- ブラッシング:シャンプー前に髪をブラシで梳かして、絡まりやホコリを取る
- 予洗い:38度くらいのぬるま湯で2〜3分、頭皮と髪をしっかり濡らす(これだけで汚れの7割は落ちる)
- シャンプー:適量を手のひらで泡立ててから頭皮につける。指の腹で優しくマッサージするように洗う
- すすぎ:シャンプーの2〜3倍の時間をかけてしっかりすすぐ
- トリートメント:毛先中心につけて、数分置いてからすすぐ。頭皮にはつけない
シャンプーにまつわるよくある疑問
Q. ノンシリコンシャンプーの方がいいの?
一概にそうとは言えません。シリコンは髪をコーティングして手触りを良くする成分で、安全性も確認されています。日本化粧品工業連合会(日本化粧品工業連合会公式サイト)でもシリコンの安全性については情報が公開されています。
ノンシリコンが向いているのは、ボリュームが出にくい方やパーマをかけている方です。ダメージが強い方やくせ毛の方は、シリコン入りの方が扱いやすいことが多いです。
Q. 朝シャンはダメ?
朝シャンが絶対ダメというわけではありませんが、注意点はあります。朝は時間がないため洗い方が雑になりやすく、すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になります。また、朝シャンで皮脂を落としすぎると、日中の紫外線ダメージを受けやすくなるため注意してください。
Q. シャンプーは毎日した方がいい?
基本的には毎日がおすすめです。ただし、乾燥が気になる方や冬場は、2日に1回にして、シャンプーしない日はお湯だけで洗う「湯シャン」にするのもアリです。

シャンプー市場のトレンド
マイクロバイオームシャンプー:頭皮の常在菌バランスを整えるシャンプーが登場。頭皮環境を根本から改善するアプローチが注目されています。
パーソナライズドシャンプー:髪質診断に基づいて、自分だけのオリジナルシャンプーを作れるサービスが増加。ネットで診断→自宅に届くスタイルが人気です。
リフィル(詰め替え)重視:環境への配慮から、大容量の詰め替えパックがさらに充実。経済産業省(経済産業省公式サイト)でもプラスチック削減に関する取り組みが推進されています。
500円以下の格安シャンプーは洗浄力が強すぎるものが多く、長期的に見ると髪や頭皮にダメージを蓄積させやすい傾向があります。最低でも1,000円以上のアミノ酸系シャンプーを選ぶことで、大きな失敗は避けられます。
Q&Aコーナー
Q. シャンプーとトリートメントは同じブランドで揃えるべき?
必ずしも同じブランドで揃える必要はありません。ただし、同一ブランドのシャンプーとトリートメントは相互に補完するように設計されていることが多いため、迷ったら揃えるのが無難です。髪の状態に合わせて別ブランドを組み合わせるのも、慣れてきたらアリです。
Q. シャンプーを切り替えるとき、すぐに効果は出る?
シャンプーの効果を実感するまでには2〜4週間ほどかかることが多いです。髪は毎日少しずつ変化していくものなので、1週間で「効果がない」と判断するのは早すぎます。まずは1本使い切るくらいまで続けてみてください。
Q. 家族みんなで同じシャンプーを使って大丈夫?
それぞれの髪質や頭皮の状態が異なる場合は、できれば別々のシャンプーを使うのがおすすめです。特に子どもと大人では頭皮の皮脂量や敏感さが違うため、子どもにはマイルドなタイプを選んであげましょう。
まとめ:自分の髪に合ったシャンプーで毎日をアップデート
シャンプー選びのポイントは、自分の髪質と悩みに合った洗浄成分のものを選ぶこと。迷ったらアミノ酸系を選んでおけば間違いありません。
そして正しい洗い方を実践すること。これだけで髪のコンディションはかなり変わります。厚生労働省(厚生労働省公式サイト)でも化粧品(シャンプー含む)の安全性に関する情報が公開されているので、気になる方はチェックしてみてください。
自分に合ったシャンプーで、健やかな髪を手に入れましょう。
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

