朝起きて鏡を見たら目の下にくっきりクマが…。そんな経験、ありませんか。クマがあるだけで疲れた印象になったり、実年齢より老けて見えたりしてしまいます。どんなに丁寧にスキンケアをしても、クマが目立つだけでメイクの仕上がりが台無しになってしまうこともあります。
クマを上手にカバーするために欠かせないのがコンシーラーです。でも、ただコンシーラーを塗ればいいというわけではありません。クマの種類によって選ぶべき色やテクスチャーが違うのです。間違った色を選んでしまうと、かえってクマが目立ってしまうこともあります。
この記事では、クマの種類の見分け方から、タイプ別のコンシーラーの選び方、プロのような仕上がりに近づく塗り方のコツまで、しっかり解説していきます。

クマの3つの種類と見分け方
クマは大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3タイプに分類されます。それぞれ原因が異なるため、見分け方を知っておくことがコンシーラー選びの第一歩です。
青クマ
原因:血行不良や寝不足により、目の下の毛細血管が透けて青っぽく見える状態です。目元の皮膚が薄い方に特に起こりやすい傾向があります。長時間のパソコン作業やスマホの使用で目が疲れると悪化することも多いです。
見分け方:目の下の皮膚を軽く引っ張ると薄くなるのが青クマの特徴です。季節や体調によって濃さが変わることもあります。デスクワークが多い方や冷え性の方、睡眠時間が不規則な方に多いタイプです。朝より夕方の方が目立つ場合は、日中の疲労による血行不良が原因の可能性が高いでしょう。
茶クマ
原因:紫外線ダメージや目をこする摩擦によるメラニン色素の沈着が原因です。アイメイクの落とし残しが蓄積して茶クマになることもあります。花粉症やアレルギーで目をよくかく方にも見られるタイプです。
見分け方:皮膚を引っ張っても色が変わらないのが茶クマです。上を向いても下を向いても同じように見えるのが特徴。一度できると改善に時間がかかるタイプで、スキンケアによるアプローチと並行してコンシーラーでカバーしていく必要があります。
黒クマ
原因:加齢によるたるみや皮膚のへこみが影を作り、暗く見えている状態です。目の下の脂肪(眼窩脂肪)が突出したり、逆にボリュームが減ったりすることで起こります。コラーゲンやエラスチンの減少に伴い、40代以降に目立ちやすくなるタイプです。
見分け方:上を向いて天井の光を当てると目立たなくなるのが黒クマです。正面から見たときに影ができているかどうかで判断できます。光の当たる角度によって見え方が変わるのがこのタイプの特徴です。
鏡の前で目の下の皮膚を軽く引っ張ってみましょう。薄くなれば青クマ、色が変わらなければ茶クマ、上を向いて消えれば黒クマです。複数のタイプが混在していることもあるので、自分のクマをよく観察することが大切です。
クマの種類別:コンシーラーの色選び
クマの色を上手にカバーするには、補色(色相環で反対にある色)を利用するのが基本です。間違った色を選ぶとカバーできないだけでなく、逆に目立ってしまうこともあるので注意しましょう。
青クマにはオレンジ系
オレンジ系のコンシーラーを使うと、青みを打ち消して血色感のある目元に仕上がります。薄い青クマならピーチ系やサーモンピンクでも十分。濃い青クマの場合は、しっかりしたオレンジを選びましょう。
マツキヨココカラオンラインストアの美容プロによるレビューでも、青クマにはオレンジ系コンシーラーが最適とされています。色選びに迷ったら、自分の肌色に近いオレンジベージュから試してみるのが安全です。肌色が明るい方はピーチオレンジ、標準〜暗い肌色の方は深いオレンジが合います。
茶クマにはイエロー系
イエロー系やベージュ系のコンシーラーで茶色みをカバーします。自分の肌色より少し明るめのイエローベージュを選ぶと、くすみも同時にカバーできて明るい目元に。暗すぎる色を選ぶと逆にくすんで見えるので、必ず肌色より明るいトーンを選びましょう。
KOSEの美容情報サイトでも解説されている通り、茶クマは色素沈着が原因なので、メラニンの黄褐色を打ち消すイエローベースの色が効果的です。コンシーラーだけでなく、イエロー系のコントロールカラー下地を仕込むのも有効な方法です。
黒クマには明るめベージュ or ピンク系
影をカバーするには、肌色より明るめのベージュやピンク系が効果的です。光を反射するパール入りのコンシーラーを使うと、影を光で飛ばすことができます。ただし、たるみそのものをコンシーラーだけで完全にカバーするのは難しいため、ハイライト的な使い方をするのがコツです。
涙袋の影部分にパール入りの明るいベージュを細く入れると、光の効果で影が目立たなくなります。クリーミーなテクスチャーのコンシーラーを選ぶと、たるみによるシワに溜まりにくく自然な仕上がりになります。

コンシーラーのタイプ別の特徴
コンシーラーにもいくつかのタイプがあり、仕上がりや使いやすさが異なります。自分のクマの濃さや好みの仕上がりに合わせて選びましょう。
リキッドタイプ
水分量が多くなめらかなテクスチャーで、肌なじみが良いのが特徴です。薄づきで自然な仕上がりになるため、初心者には特におすすめ。軽い青クマや茶クマのカバーに向いています。チップタイプやチューブタイプが主流で、量の調節がしやすいのもメリットです。シワに溜まりにくいため、目元のような繊細な部分に適しています。
クリームタイプ
リキッドよりもカバー力が高く、しっかりとクマをカバーしたい方に最適です。パレットタイプなら複数色を混ぜて自分の肌色に合わせることもできます。濃いクマの方はこのタイプを選ぶと良いでしょう。保湿成分が配合されているものも多く、乾燥しやすい目元にも使いやすいです。
スティックタイプ
固形で持ち運びしやすく、ピンポイントでカバーできるのが魅力です。カバー力は高めですが、目元に使う場合はやや厚塗りになりやすいため、少量ずつ塗り重ねるのがコツです。シミやニキビ跡など、クマ以外のカバーにも活躍します。外出先でのメイク直しにも便利です。
ペンシルタイプ
細かい部分のカバーに適していますが、目の下全体のクマカバーには不向きです。小さなシミやニキビ跡のピンポイントカバーに向いています。コンシーラーの補助として使うと効果的です。
クマを上手にカバーする塗り方のコツ
使うタイミング
ファンデーションのタイプによってコンシーラーを使う順番が変わります。間違えると仕上がりに影響するので注意しましょう。
- パウダーファンデの場合:化粧下地→コンシーラー→パウダーファンデーション
- リキッド・クッションファンデの場合:化粧下地→ファンデーション→コンシーラー
塗り方の手順
- 少量を取る:コンシーラーは少量ずつが鉄則。一度にたくさんのせると厚塗り感が出てしまい、時間が経つとシワに溜まって逆にクマが目立ちます
- 逆三角形にのせる:クマの部分に逆三角形になるように3〜4点置きします。この形がもっとも自然にカバーでき、頬に向かって光が反射するため顔全体も明るく見えます
- 薬指で優しくぼかす:トントンと軽く叩くようになじませます。擦るとコンシーラーが取れてしまうのでNG。薬指は力が入りにくいため、デリケートな目元に最適です
- 境界線をしっかりぼかす:コンシーラーと肌の境目がわかると不自然に見えます。境界部分を特に丁寧にぼかしましょう
- パウダーで定着:仕上げにフェイスパウダーをブラシで軽くのせるとヨレを防げます。パフでしっかり押さえると厚塗りになるので、ブラシで軽くのせるのがポイントです
コンシーラーの厚塗りは逆効果です。シワに溜まってクマが目立ってしまうことがあります。薄く重ねて、足りなければ少しずつ足していくのがきれいに仕上げるコツです。完成直後は良く見えても、時間が経つとヨレて崩れることがあるので、パウダーでの定着を忘れずに。

クマの根本的なケア方法
コンシーラーでカバーするのも大切ですが、クマ自体を薄くするケアも並行して行いましょう。毎日のケアを続けることで、コンシーラーに頼りすぎない目元を目指せます。
青クマのケア
血行を促進する温冷パックが効果的です。ホットタオルを2〜3分のせた後、冷たいタオルで1分冷やすのを2〜3回交互に行うと血行が良くなります。質の良い睡眠をとること、適度な運動を心がけること、カフェインの過剰摂取を避けることも大切です。ビタミンE配合のアイクリームも血行促進をサポートしてくれます。
茶クマのケア
ビタミンC誘導体やナイアシンアミド配合のアイクリームを取り入れましょう。メラニンの生成を抑える成分でケアすることで、少しずつ色素沈着が薄くなっていくことが期待できます。目元を擦る癖がある方は意識して改善を。クレンジング時にアイメイクをゴシゴシ落とすのもNGです。紫外線対策も忘れずに行いましょう。
黒クマのケア
レチノールやペプチド配合のアイクリームでハリをサポートしましょう。目元のマッサージや筋トレ(目をぎゅっと閉じて5秒キープし、大きく開くのを5回繰り返す)も有効とされています。コラーゲンの生成をサポートするビタミンCを食事やサプリメントで摂取することも、長期的なケアとして有効です。
よくある質問(Q&A)
Q. コンシーラーを塗るとシワに溜まるのですが、どうすればいい?
塗る量が多いか、テクスチャーが重すぎる可能性があります。リキッドタイプの薄づきコンシーラーに変えるか、塗る量をごく少量にして薬指で丁寧にぼかしてみてください。仕上げにパウダーをブラシで軽くのせるとヨレ防止になります。保湿力のあるコンシーラーを選ぶのも効果的です。
Q. クマのタイプが混在している場合はどうしたらいい?
2色のコンシーラーを使い分けるのがおすすめです。パレットタイプなら複数色が入っているので、気になる部分ごとに色を変えて対応できます。まずは面積の広いクマタイプに合わせた色をベースに使い、部分的に違う色を足していきましょう。
Q. プチプラのコンシーラーでも十分カバーできる?
はい、プチプラでもカバー力に優れたコンシーラーはたくさんあります。大切なのは価格よりも、自分のクマの色に合った色選びをすることです。LIPSのコンシーラー特集でも、プチプラでクマ隠しに優れた製品が多数紹介されています。
Q. コンシーラーだけでクマは完全に隠せる?
軽度のクマであればコンシーラーだけで十分カバーできます。濃いクマの場合は、カラーコントロール下地(オレンジやピンク)を先に塗ってからコンシーラーを重ねると、よりきれいにカバーできます。下地で色味を補正しておくと、コンシーラーの量も少なくて済むため自然な仕上がりになります。
Q. メイク直しのときにクマが復活してしまいます。対策は?
まず崩れた部分をティッシュで軽く押さえてから、少量のコンシーラーを指先に取って優しくなじませましょう。一度に塗り直すのではなく、薄く重ねることで自然に補正できます。持ち歩き用にはチップタイプのリキッドコンシーラーが便利です。

まとめ
クマをきれいにカバーするための最大のポイントは、自分のクマのタイプを正しく見極めて、それに合った色のコンシーラーを選ぶことです。青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系、黒クマには明るめベージュ系。この基本を押さえるだけで、カバー力が格段にアップします。
塗り方も「少量ずつ・トントンと叩く・擦らない」の3つを意識するだけで仕上がりが変わります。コンシーラーを味方につけて、明るい目元を手に入れましょう。
もっと商品を比較したい方はLIPSのクマ隠しコンシーラー特集やKOSEのコンシーラー選び方ガイドも参考にしてみてください。
