美容院のカラーは1回5,000~10,000円くらいかかりますよね。月1回染めるとなると年間で結構な出費になります。
そこで頼りになるのが市販のヘアカラーです。最近の市販ヘアカラーのクオリティはかなり上がっていて、セルフでも美容院に近い仕上がりが可能になってきました。
ただし、選び方やテクニック次第でムラになったり、思っていた色と違ったりすることも。この記事では、市販ヘアカラーのタイプ別の違いから、色選びのコツ、失敗しないためのテクニックまで詳しく解説していきます。
泡(フォーム)タイプ
シャンプーのように泡を揉み込むだけでOK。ブロッキング不要で、後ろの髪も塗りやすいのが魅力です。セルフカラー初心者にイチオシのタイプです。
デメリットとしては、クリームタイプと比べるとやや発色が弱いことがある点。また泡が垂れやすいので、額や耳周りへの液垂れには注意しましょう。
クリームタイプ
しっかりとした発色とトリートメント効果が期待できます。根元のリタッチ(部分染め)にも使いやすいタイプです。ただし自分でブロッキングして塗る必要があるため、ある程度の慣れが必要です。
乳液タイプ
泡とクリームの中間くらいのテクスチャー。伸びが良くて塗りやすく、発色もしっかり。コームで梳かしながら塗れるので、ムラになりにくいのが特徴です。

人気のヘアカラーの色味
トレンドカラーを押さえておきましょう。
ベージュ系
透明感のあるベージュ系は不動の人気。肌馴染みが良くて、どんな服装にも合わせやすいです。特にミルクティーベージュ、グレージュが定番です。
オリーブ系
赤みを抑えたオリーブアッシュやオリーブベージュが人気上昇中。日本人特有の赤みのある髪色を打ち消してくれるので、外国人風の透明感が出せます。今年のトレンドカラーについては以下の記事で詳しくまとめています。

ピンク系
ピンクブラウンやピンクベージュなど、温かみのあるピンク系も根強い人気です。肌色が明るく見えて、女性らしい柔らかい印象になります。
暗髪系
真っ黒ではないけれど落ち着いた暗めのトーン。ダークブラウンやネイビーブラック、ダークアッシュなど。オフィスでも浮かないナチュラルな暗髪が特に人気です。
市販ヘアカラーの色選びのコツ
「パッケージの色と全然違う色になった!」という失敗はセルフカラーでよくあるパターンです。これを防ぐためのコツを紹介します。
1. 今の髪色を基準にする
市販ヘアカラーのパッケージに載っている仕上がりイメージは、基本的に「黒髪からの場合」です。すでに明るく染めている髪に使うと、パッケージより明るくなることが多いです。
2. 思っているより1~2トーン暗めを選ぶ
仕上がりは想像より明るくなりがちなので、「ちょっと暗いかな?」くらいの色を選ぶのがちょうどいいです。
3. パーソナルカラーを参考にする
- イエベ春:ベージュ系、ゴールド系、ピンクブラウン
- ブルベ夏:アッシュ系、ラベンダー系、ピンク系
- イエベ秋:オリーブ系、カーキ系、ダークブラウン
- ブルベ冬:ブルーブラック、ダークアッシュ、バイオレット系
セルフカラーで失敗しないテクニック
準備するもの
- ヘアカラー剤
- 手袋(付属のものでOK)
- ヘアクリップ(ブロッキング用)
- ワセリンまたはクリーム(生え際・耳周りの保護)
- 汚れてもいいタオル
- 新聞紙やレジャーシート(床の保護)
染める前のポイント
- パッチテストをする:48時間前にアレルギーテストを必ず行う。毎回同じ製品でも必ず実施すること
- 生え際にワセリンを塗る:額、耳の周り、うなじにワセリンを塗っておくと、肌にカラー剤がつくのを防げる
- 髪は乾いた状態で:濡れた髪だとカラー剤が薄まって発色が悪くなる
- 室温を確認:20~25℃が理想。寒すぎると発色が弱くなる
塗り方のコツ
- 後頭部の下から塗り始める:体温が低い後頭部から塗ると、ムラになりにくい
- 根元は最後に:根元は体温で反応が進みやすいので、先に毛先~中間を塗って、最後に根元を塗るのがベスト
- たっぷり使う:ケチらずにたっぷり塗ること。量が少ないとムラの原因に
- 放置時間を守る:長く置きすぎると髪が傷むし、短すぎると色が入らない。パッケージの指定時間を守ること


カラー後のヘアケアが大切
セルフカラーの後は、アフターケアをしっかり行わないと髪がパサパサになってしまいます。ここを怠る方が非常に多いので注意してください。
カラー当日のケア
- 付属のトリートメントを必ず使う
- シャンプーは優しく(ゴシゴシ洗わない)
- 熱いお湯は避ける(ぬるま湯で)
カラー後1~2週間のケア
- カラーケアシャンプーを使う:色落ちを防ぐ専用シャンプー
- 洗い流すトリートメントを毎日使う
- ヘアオイルでドライヤー前に保護
- 紫外線対策:髪用のUVスプレーを使う
@cosmeのヘアケアランキングも製品選びの参考になります。
市販カラーの注意点
ブリーチが必要な色
ミルクティーベージュやハイトーンのアッシュなど、かなり明るい色にしたい場合は、1回のカラーでは難しいです。一度ブリーチで脱色してからカラーを入れる必要があります。ただしブリーチは髪へのダメージが大きいため、セルフで行う場合は慎重に判断してください。
白髪染めとおしゃれ染めは別物
白髪が気になる方は、おしゃれ染め用ではなく白髪染め専用のカラー剤を選びましょう。白髪染めの方が染料が多く配合されていて、白髪にもしっかり色が入ります。
頻度は月1回が目安
カラーの間隔は最低でも1ヶ月は空けましょう。頻繁に染めすぎると髪のダメージが蓄積して、切れ毛やパサつきの原因になります。日本ヘアカラー工業会でもヘアカラーの正しい使い方について注意喚起が出ています。ダメージケアにおすすめのトリートメントは以下の記事で紹介しています。



美容院カラーと市販カラーの違い
| 美容院 | 市販 | |
|---|---|---|
| 仕上がり | プロの技術で均一な仕上がり | 自分の技術次第 |
| 髪へのダメージ | 髪質に合わせた薬剤を使用 | 万人向けの処方 |
| 色の精度 | 理想の色を再現しやすい | パッケージと異なることも |
| 費用 | 5,000~10,000円 | 500~1,500円 |
| 時間 | 2~3時間(来店含む) | 1時間程度 |
コスパ重視なら市販カラー、仕上がり重視なら美容院。用途に合わせて使い分けるのが賢い方法です。
Q&Aコーナー
Q. セルフカラーで色ムラになった場合の対処法は?
A. 自分で重ね塗りして直そうとするのはNGです。余計にムラが悪化する可能性があります。美容院で相談するのが一番安全です。軽いムラなら、カラーシャンプーやトリートメントで目立たなくなることもあります。
Q. カラー剤が余ったら取っておいても大丈夫?
A. 混合した後のカラー剤は保存できません。使い切るか廃棄してください。未開封の1剤と2剤を分けて保管している場合は、使用期限内であれば次回使えます。
Q. 妊娠中にヘアカラーしても大丈夫?
A. かかりつけの産婦人科医に相談してから判断するのが安全です。ヘアカラー自体が胎児に直接影響するというエビデンスは限定的ですが、妊娠中は肌が敏感になりやすく、かぶれやアレルギーのリスクが高まる場合があります。


まとめ:正しい手順で美しいセルフカラーを
最近の市販ヘアカラーは、泡タイプを中心にかなり使いやすくなっています。選ぶときのポイントは以下の3つです。
- タイプ:初心者は泡タイプ、慣れてきたらクリームタイプ
- 色味:パーソナルカラーを参考に、思っているより1~2トーン暗めを
- アフターケア:カラー後のトリートメントとケアシャンプーは必須
正しい手順で染めればセルフカラーでもかなりキレイに仕上がります。ぜひ自分に似合う色を見つけて、おしゃれを楽しんでください。
参考:花王ヘアケアナビ
※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

